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中古車選びをした事がある方でしたらよくおわかりだと思いますが、好きな車種やこだわりの色、グレードなど、いろいろとゆずれない項目を意識しながら、中古車を探していくと思います。

ですが、中古車販売店での中古車選びと、ヤフオク中古車での中古車選びの重要な項目はまったく違うとお考えください。それはどういう事かと言いますと、中古車販売店での販売は、保証が付いているものが多く、販売店の責任者もクレームが発生しないように、点検整備を行ったり、しない場合でも機関系に注意しながら販売しますので、購入して1週間もしないうちに駐車場がオイルもれで濡れている、なんて事はほとんどありません。

しかし、ヤフオクの場合はどうでしょう?現状販売、ノークレームが原則の個人売買ですので、もしも車の状態がひどくてクレームをつけたとしても、「知らなかった」という理由があれば、売買契約書に「瑕疵担保任について一切の責任を負わない」と記載してあれば、いっさい責任は負わなくて良くなります。実際のところ、売買契約書を交わさなくても。

ヤフオク出品の文章に、「ノークレームで取引をお願いします」と記載してある場合がほとんどですので、ヤフオク=ノークレームというイメージが定着していますので、出品者に対してクレームはなかなか言えないのが現状です。

なので、ヤフオクで購入する場合は、中古車販売店で購入する場合とは違い、「壊れる確率が低い車種」に絞って探すのが、失敗を防ぐポイントになります。

A)耐久性のある車種

B)壊れるが安く修理できる車種

C)壊れるが走行が少ない車種

A)耐久性がある車種

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なんといっても日本車です。Gooネットなどで車選びをされる方は、10万kmを超えると敬遠する傾向がありますが、知識不足のユーザーが多い証拠です。

たぶんそういう方は、昔の10万kmが車の寿命みたいなイメージがいまだに残っているかもしれません。車格によっても違いはありますが、現在のトヨタ車の走行距離の限界は、20万km以上をはるかに超えていますので、いかに昔のままの感覚が、中古車選びの幅を狭くしているかわかります。

ヤフオクの中古車落札者は、よくわかってらっしゃる方が多く、10万km~15万kmくらいの走行距離の国産車に人気が集中しています。国産車よりはるかに壊れやすい、イタリア車やフランス車などは、ディーラー系の中古車展示場でご購入ください。

やはり耐久性で選ぶと、トヨタ車になります。休日しか乗らないとか、年間走行距離が少ないとか、使用頻度が少ない場合や、耐久性が高いコンパクトカーの場合など、日産やホンダと比べて、故障頻度に差が出ない場合があります。

年間1万km以内の使用で、10年以内で乗り換える場合は差がわかりにくいかもしれません。仕事で年間の走行距離が多くなるなど、使用頻度が高い場合は迷わずトヨタ車をお選びください。

B)壊れるが安く修理できる車種

壊れているわけではないのですが、メーカーの設計のミスで、乗り心地が不安定になるものがあります。たとえば、初代フィット、モビリオ、エアウエイブなどは、

CVTミッションに発進時振動(ジャダー)が起こりますが、CVTオイル(HMMF)を交換して、スタートクラッチにあたり付けを行うと症状が緩和します。

¥17.000ほどで治ります。平成13年から20年くらいまでの、ホンダのCVT採用車両で1500CC以下の車種は、ほとんどの車両で、発進時ジャダーを感じます。

それらの車種のオーナー様は、たぶん気にせずお乗りになられているか、気にしないようにして、お乗りになられているのだと思います。

それが原因で走行不能になることはほとんどありませんので、ジャダーの発生をあきらめている方も多いです。その証拠に、今まで私がフィットをお売りした方の中には、前もフィットに乗っていたという方もけっこう多いです。

「ジャダーは気になりませんでしたか?」と質問すると、「慣れました」というような返答が多いです。要するに、発進時の振動よりも大きなメリットを感じるから、同じ車種に乗り換えるのだと思います。

私も代車などに使用するのはフィットの後期型を使っていますが、他のメーカーのコンパクトカーや軽自動車と比較すると、ダントツコストパフォーマンスに優れています。経費がかからない車種の代名詞の「軽自動車」ですが、安心感の低さ、故障の頻度や耐久性の低さからのメンテナンス費用の負担増や、修理代などをトータルで考えると、コンパクトカーの方が安定感があります。

自動車税が軽自動車より少し高いですが、最低10万km~15万km使用する予定で、長く乗られるのでしたら、コンパクトカーをおすすめいたします。

軽自動車よりも部品の耐久性が高く、ミニバンなどのように重量が重くないので、各部品にかかる負担が少ないため、軽自動車の様に修理に悩まされる事も少ないです。

仮に、故障したとしても、輸入車や高級国産車のような高額な部品価格ではありませんので、軽自動車なみの修理代で済みます。

その他、壊れるが安く修理できる車種としましては、新車販売台数が多い車種です。たとえば、セレナC25の前期型を例にとりますと、この型のラジエターはほとんどが冷却水漏れを起こしていますので、純正ラジエターですと¥50.000ほどの価格ですが、社外(純正以外)のラジエターが数多く販売されています。

価格は¥10.000前後で格安です。たとえば、これが新車販売台数が少ない車種ですと、社外メーカーが採算がとれないと判断してラジエターなど製造しませんので、¥50.000ほどの純正ラジエターを購入するか、中古ラジエターや再生ラジエターなどを購入するしか選択肢はありません。

しかも、新車販売台数が少ないため、中古パーツも流通量が少なく、見つからない可能性も高いです。見つかったとしても、流通量に比例して価格は決まりますので、異常に高かったりします。

「人が乗っていないような、数の少ない車に乗りたい」と考えておられる方は、故障時にはこういったリスクがあることもお考えください。

C)壊れるが走行が少ない車種

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輸入車のBMWやベンツも日本車ほど耐久性はありませんので、よく壊れます。ですが、走行距離が少ないうちは、まだ安心して乗れますので、走行の少ないものを落札する事で、トラブルを防げます。

しかし、古い輸入車で走行距離が少ないものは、逆に不調になっているものもあります。

あくまでも、高年式低走行が安全です。ですが、そういった車両は価格が高いので、ヤフオクで安く購入する醍醐味は味わえないことになりますが、輸入車販売店で購入するよりは、はるかに安い価格です。

D)過走行だがディーラーサービスによる継続整備をしている車種

一般的なイメージとして、過走行車は敬遠したいイメージですが、毎年デーラーサービスで点検整備をかかさず受けている車両は、その限りではありません。できれば、内装がきれいな車がベストです。

内装がきれいで過走行の場合、高速道路を主に運転していた可能性が高いです。同じ姿勢で高速道路を長時間走行しても、シートのヘタリや、マットの摩耗などありません。

そして、一定の速度で長時間走行すると、車の機関は痛みません。逆に、新聞配達を車で行った場合のように、短い距離の乗り降りを頻繁にしながら、停止発進を繰り返した走行の仕方をすると、部品の消耗はハンパではありません。乗り降りの摩擦で、内装(シート)なども消耗しますし、汚れもひどいです。

ですので、過走行で内装がきれいな車両は、狙い目なのです。外装に関しましては、「家の門にぶつけた」「駐車場でこすった」など、運転が下手な方だと、高速道路以外でミスをすることはありますので、機関の程度とは別かと思います。

「10万~15万kmで内装がきれい」「ディーラーで点検整備をしている」こんな経歴の車両ですと、整備はほとんど無しで5万kmで配達で使っていた車両より、程度が良い事が多いです。

このように、ヤフオクで中古車を落札する方がお得な場合と、まったく逆な場合がありますので、購入後にかかる修理費用のシュミレーションをして、よくご検討ください。